'99DH-R 作業手順
('99MANIAについても同じです。)


KOWAの標準セッティングは、体重約70kgを前提としています。
GISMとCOKE200およびMOBSとCOKE180以外の
モデルのオイルの増減範囲は標準量の±7分の1の範囲です。
例えば、’99DH−Rを体重45kgの女性が使うような場合は、
220mlの7分の1、すなわち片側につき約30ml減らします。
逆に体重が85kgを超えるようなヘビー級のライダーは、
標準量よりもオイルを増やして、ストローク後半の
反発力を高めることで、底付きしにくいセッティングとなります。

NO.1

 1.フォーク単体にする


 スポイドによるオイル量の増減
 や、プリロード用スペーサー数
 の調整を除くと、フォークをバ
 イクに付けたままの状態では作
 業をしづらい。まずはブレーキ
 や前輪を外して、クラウンを固
 定しているボルトを緩め、フォ
 ークを単体にしよう。
NO.2

 2.トップキャップを外す


 インナーチューブ上端のトップ
 キャップを、22mmのボックスレ
 ンチで外す。今回では右レッグ
 のみの作業を紹介しています。
 作業は左右レッグを同時に進め
 ること。


NO.3

 3.スペーサーを取り出す


 トップキャップの下には、白色
 のスプリングカラー、およびプ
 リロード調整用のワッシャが収
 まっている。
 (ワッシャーが入っていないモ
 デルもある)


NO.4

 4.スプリングを引き出す


 スプリングスペーサーの下に入
 っているスプリングを引き出す
 。オイルを入れ替えず、オイル
 レベルの微調整のみで済ます
 場合は、必要量のオイルを追加
 (もしくはスポイトで排出)し
 てから11.へ

NO.5

 5.オイルを排出する


 フォークを逆さまにすると、イ
 ンナーチューブからオイルが出
 てくるので、オイルパンで受け
 止める。フォークを何度もスト
 ロークさせて、できるだけ古い
 オイルを排出する。古いオイル
 は下水に流さず、可燃ゴミとし
 て処理すること。
NO.6

 6.ボトムキャップを外す


 次に、アウターケースのボトム
 キャップを外す。13mmのソケッ
 トレンチを使用。
 インナーチューブを下側から引
 き抜く構造になっている。



NO.7

 7.インナーチューブを引き抜く


 ボトムキャップを(写真下部分)
 を引き下げると、一体化してい
 るダンパーロッド(細いシャフト部)
 とインナーチューブを、アウタ
 ーケースから抜くことが可能!
 この時ボトムに溜まった古いオ
 イルが流れ出ることがあるので
 注意すること。

NO.8

 8.Oリングを交換する


 オイル交換だけの場合は、イン
 ナーチューブを完全に抜き去る
 必要はない。古いオイルと汚れ
 を完全に排出したら、組み付け
 作業に入る。ボトムキャップに
 付いているOリングは傷つきや
 すいパーツだ。ボトムキャップ
 を外したら、Oリングを新品に
 交換したい。
NO.9

 9.グリスを塗る


 新しいOリングを装着後、ネジ
 山にグリスを塗る。コーワが推
 奨しているのは、純正でも用意
 しているリチウム系グリス。オ
 イルに溶けにくい性質を持ち、
 ブッシング部や、シール部にも
 使用可。ただし、コーワ以外の
 フォークに使うと動きを悪化さ
 せることがある。
NO.10

 10.オイルを入れる


 ボトムキャップを、13mmソケッ
 トレンチで装着後、フォークを
 立ててインナーチューブ上端か
 らオイルを入れる。
 オイルを入れたら、コイルスプ
 リング、スプリングスペーサー
 、プリロード調整ワッシャーな
 どを入れる。

NO.11

 11.Oリングを交換する


 トップキャップにもゴムのOリ
 ング(写真左)が装着してある
 。ボトムキャップ部分と同様に
 このOリングもキャップの脱着
 によって傷つきやすいパーツ。
 キズはオイル漏れの原因とな
 るため、キャップを外したら新
 品に交換する。
NO.12

 12.オイル交換終了


 トップキャップを22mmボックス
 レンチで装着してオイル交換は
 完了だ。トップキャップにはエ
 アバルブが付いているが、大気
 圧(1kgf/cu)設定を前提に設計
 されている。このバルブは空気
 を入れるためではなく、内部の
 空気を抜くためのものである。
1999/7月号 CYCLE SPORTS に載っています。

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